ミッションオイル交換の整備記録です


R1100GS整備記録:ミッションオイル交換作業 20040920
※あくまでも素人整備作業ですので各自で作業する場合は自己責任のもと行なってください

前回交換から7000kmあまり走行したため今回はギアオイル交換となりました。
今回使用したオイルはBP SuperGear80W-90を使用。2リッター缶を購入しましたが規定量はミッション800cc、ファイナルギア200ccで1リッター缶で足りる容量です。
それとギアオイルを入れる注入口が真横にあるために耐油ホースとジョーゴも準備しました。

ミッションオイルのドレンボルトは赤い矢印の奥のほうにあります。注入口は青いボルトになります。
抜く前にまず青い注入口を緩めた方がいいです。抜きやすくするのももちろんですが、ドレンボルトから抜いた後に注入口のボルトが緩まなかったらシャレになりませんよね。(最悪バイクを横転させてドレン口から再注入なんてことにもなりかねません)
それとミッションオイルはキャタライザーの方にダラダラと流れてきますのでオイル受けのボール紙も忘れてはいけません。

エイヤーと緩めます。
くれぐれもエクステンションバーをつけていますのでラチェットの支持点を補助するのをお忘れなく。
出てきました。どろどろのミッションオイルです。
ちなみに黒い筋は汚れと金属紛と思われます。
ミッションのドレンボルトには先端にマグネットがついています。鉄粉がびっしりです。
ちなみに掃除してみると、結構な深さまで鉄粉が付いていました。

こんな実験してみました。

磁石と言ってもたいしたこと無いだろうと、ソケットを付けて見ました。なんと1点で支持しているのに21mmまでのソケットレンチを持ち上げる事ができました。 結構、強い磁力を持っています。

最後は下側のドレンボルトを締め、新しいミッションオイルの注入です。
規定量の800ccを入れて完了です。

交換後の走行では今まで「ゴリッ、ゴリッ」と入っていたミッションの感触が「コリッ、コリッ」と軽く入ってくれるようになりました。気持ちいいです。
と言ってもやはり入りづらい時もあり、全面的にギアの入り方が一変するというものではありません。しかし今まであの鉄粉がミッション内を廻ってたことを想像すると今の方が気分的にも入りやすくなったような気を起こさせます。

 

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